センター長・教員 挨拶

井上 春樹 教授 センター長 (静岡オフィス/専任教員)

当センターでは、教育・研究の質および効率向上を最新のITで支援することを主たる目的としています。このため様々な施策を推進していますが、静岡という土地柄、東海地震発生を想定した情報化戦略を最重視しています。本学の2つの主要キャンパスは東海地震で最も被害を受けるであろうと予想されている地域に存在しています。当センターでは「大災害が発生しても大学の主要業務を継続すること(BCP)への貢献が重要」と考えています。これを実現するために「サーバの全面クラウド化」「パソコンのシンクライアント化」「生体個人認証化」「ペーパーレス化」「データの分散バックアップ化」などを積極的に推進しています。最近ではクラウドを活用した「静岡大学テレビジョン」の運用を開始し、高度な情報サービスの実現とともに、マルチメディアを駆使した大学の無形財産の外部分散保存化にも乗り出しました。これらの実現は同時に皆様の日常の「便利さ」「快適さ」を飛躍的に向上させるものと願っております。今後も「便利、快適、かつ災害に強い情報基盤」の実現に向かってセンター全員で努力してまいりますので、皆様のご支援をよろしくお願い致します。


長谷川 孝博 准教授 副センター長 (浜松オフィス/専任教員)

情報基盤には安定と安全を提供するために変化してはいけない部分と、快適と便利さを提供するために変化し続けなければならない部分があります。情報基盤の理想郷はなかなか見えて来ませんが、スタッフと共に刺激のある毎日を楽しく過ごさせて頂いています。
限りある人財、資産、資金から情報セキュリティの最大効率を引き出すために2003年11月にISMS(ISO/IEC27000)を認証取得し、運用を続けています。2012年にはITSMS(ISO/IEC20000)との統合マネジメントシステムの運用をはじめています。


情報基盤センター客員教員

山崎 國弘 客員教授

静岡大学テレビジョン(SUTV)、大学教育テレビジョン(SETV)、pepperプレゼンシステム(SUPIS)など動画による情報発信に取り組んでいます。2018年4月から静岡新聞、SBSと共同研究の「しずこチャン(静岡コミュニティチャンネル)」も始まりました。2018年3月の情報基盤更新では主にeduroam無線LANを担当しました。大学の無線LANは端末デバイスをネットワークに接続する機能だけでなく、オンライン教育や電子教材の提供など大学のデジタルトランスファー全体の中で考えていく必要があると考えています。新しい情報基盤で利用状況のデータ取得・分析を行って効果的・現実的な無線LAN利用を研究していきたいと思います。


長谷川 博彰 客員教授

こんにちは。私は、15年以上「日本語=日本語文章」に埋蔵されている未知・未踏の価値を発掘(マイニング)する研究とサービス提供を展開してきました。人が書く文章には、いろいろな価値が含まれています。文章には当然ながら、知識の種類と量、語彙の幅・深み、表現するテーマを構成するキーワード、意識、感情、そして情操などが埋蔵されています。読んだだけでは分からない価値がそこにはたくさんあります。また、学内や社会の僅かな変化は、文章にまず現れます。「たかが文章、されど文章」なのです。このマイニングの概念と手法を、『インテリジェンスマイニング®』と言います。過去15年の経験・実績を本学で活かして参ります。http://www.i-mining.com/ 各種文章から価値をマイニング(発掘)するプロセスを通じて、本学生の授業の効率・効果アップ、成長(意識・思考・行動)支援、社会参画支援などに、また、本学の経営面では、入学生アセスメント支援、学内文書(論文など)の価値マイニングと再活用支援などに貢献させて頂き、情報基盤センターのさらなる高度化及び、インテリジェンス化に寄与して参りたいと想います。更には、静岡市、浜松市など静岡県地域の発展にも寄与できればと存じます。


 田住一茂 客員教授

20年ほどITインフラ、情報共有基盤、特にここ5年ほどはクラウドビジネス案件に関わってきました。H25年度より本学情報通信基盤センターの取り組みに携わらせていただき、本年度より客員として御世話になることになりました。クラウドサービスを活用した講義収録システムの構築など学生サービスの向上、情報基盤センターの効率化を目指し、情報基盤整備に取り組みたいと思います。


堀 格人 客員教授

H22年より情報基盤センターのクラウドコクピットの開発に携わっています。クラウドコクピットとは、優れた表現能力を活かした情報基盤の見える化システムです。今後、スマートフォンやタブレット端末のWi-Fi利用により学内ネットワークの利用環境はさらに「便利」になる反面、電波干渉やトラヒック量の増加に起因する課題が発生する事も考えられます。問題分析に必要な「見える化」を提供出来る様、取組んで行きたいと思います。


中村 吉勝 客員教授

静岡大学が取り組む「新教育形態への進化=反転授業+アクティブ授業」の姿を支える基盤インフラ、統合認証、学務情報、図書館のシステム連携、セキュリティなどの開発に携わっています。
また、「大学の質の向上」を目指したIRシステムの研究も行っており、10年後の静岡大学と情報基盤の姿を描きながら、新しいことにチャレンジしています。近年のIT分野は、クラウドサービスが当然の環境となり、IoT:Internet of Things(モノをインターネットに繋ぐ)、RPA:Robotic Process Automation(ロボットによる業務自動化)などの最新技術を活用した情報基盤の整備、静大TV、オンライン教育センターを始めとした魅力ある様々な情報を学内・学外に発信して行きたいと考えています。


水野 信也 客員准教授

2009年から情報基盤センターで客員として所属し、情報基盤の重要さとクラウド・コンピューティングの発展を間近で見てきました。現在は情報基盤が整備された環境において、ネットワーク機器やサーバから産み出されるログを、ユーザの利便性、セキュリティ、教育など幅広く利活用出来る様に、データサイエンスの観点から分析を進めています。
情報基盤データの可視化と自動化、クラウド環境を利用した大規模計算、DeepLearningを活用しての特徴抽出など進化する技術をフル活用して、今後の情報基盤の一つのモデルを提案出来るように研究を進めています。


山田 宏昭 客員教授

情報基盤センターのITSMS(ISO/IEC20000)の内部監査人として、静岡大学の情報基盤の効率的、効果的なITサービスの運営管理の実現に向けて、活動しています。勤務先では、以前、QMS(ISO9001)の事務局に携わるなど、品質管理において、積極的に取り組んでおります。


柴田 昌幸 客員教授

 

 


滝島 繁則 客員教授

最近5年間は、クラウド・プロバイダをはじめ幾つかの異なる立場から学術研究機関にけるクラウド導入の支援を行って参りました。しかしながら手段であるクラウド化が目的化してしまい、クラウドの先を見据えることが困難な機関も見受けられる状況です。
ここ静岡大学では既にポストクラウドの潮流が確立され、さまざまな成果が結実しております。静岡大学のこの潮流を広げスピードを上げる努力を行いつつ、他の学術研究機関にもこの成果を移転する取り組みを行いたいと考えています。


八卷 直一 名誉教授

みなさまこんにちは。思えば平成8年当時の静岡大学情報処理センター(当時の名称)は、教官室一室相当の面積の中で、受付から技官、教員、はてはサーバまで同居するという有様でした。その後、発展をつづけ今日に至っているわけですが、それでも認証機関の審査員曰く「この規模の会社なら30名以上の専門技術員が日夜監視しないと情報基盤の維持は困難でしょう」といわれております。大学ではどこでも同様だと思いますが、ずいぶん力を入れて組織や人員、機材を整えたつもりでも、まだまだ不足しているのが現状です。しかし、方法はあるもので、クラウドコンピューティングや大学間連携など、あるいはBCP関連技術などのたゆまぬ開発を重ねて、小さな組織と少ない人員、そして少ない予算を前提とした情報基盤構築という課題に取り組んでいます。今後は、この成果を社会貢献に向けていければ、大学の存在意義を高めることになると信じております。


客員教員9名と名誉教授(元情報処理センター長)より、情報基盤運営に関わるアドバイスやご提案をご教授頂いています。